前回までのあらすじ
Robo1号は初めてRPAが動作する状態を見て、とてもRPAに興味を持ったようです。
博士はRobo1号にRPAについて詳しく説明することにしました。
初心者にお勧めのRPAは「Power Automate for Desktop」

PRAは、各社から様々な種類のソフトが提供されているんだよ!今日はそれを説明するね。
ただ、その中で、初心者の方におすすめするのは、「Power Automate for Desktop」だよ。その理由もあわせて説明していくね。

RPAは、大きく分けると下記の3種類に分類されるよ。
それぞれの運用形式や特色を記載するね。
サーバ型 | デスクトップ型 | クラウト型 | |
運用形式 | サーバにRPAソフトや設定をインストールして、クライアントからの要求でサーバ上でソフトを稼働して作業を自動化をする | 使用者本人のパソコンにインストールして自身の操作の代理として作業を自動化をする | クラウドシステム上で作業を自動化をする |
運用イメージ | ![]() | ![]() | ![]() |
規模 | 中規模~大規模 | 小規模 | 中規模~大規模 |
運用の利点 | ・IT管理者が運用するため均一な運用が可能 ・自身のPCを占有しないため他の業務との並行作業が可能 | ・使用者ごとにフレキシブルな使用用途が 可能 | ・自身のPCを占有しないため他の業務との並行作業が可能(パソコンの電源がOFFでも作業可能) |
運用の欠点 | ・使用者ごとのフレキシブルな使用用途の 変更が困難 | ・使用者のPCを占有するためRPA稼働中は他の業務との並行作業がが困難 | ・クラウドソフト間の稼働以外は作業が困難 |
費用感(年間) | 数十万~数百万円 | 無料~数十万円 | 数十万円 |
ソフト例 | Winactor等 | Power Automate for Desktop等 | UiPath等 |

種類が多様なので、使う人の用途と費用などでRPAの種類を決めることになるね。

いろいろあるので悩むね( 一一)
博士はなぜ初心者に「Power Automate for Desktop」をお勧めしているの?

お勧めの理由はいつくかあるので以下に記載するね。
お勧めの理由
- Windows10・11使用者は無料で使用可能(Microsoft提供)
- YouTubeや各種サイトで使用方法などの情報多数
- 関連図書販売多数

ただ初心者向けだけど100点じゃないんだよね。
次に残念な部分も記載するよ。
残念な部分
- Helpが分かりにくい・メーカサポートが皆無(無償版について)
- UIが分かりにくい。
- 日本語化が不十分
- RPA稼働中は、場合によって自身のPC作業は中断する必要あり

他社の製品版と比較するとメーカサポートやUIの完成度については少し残念だけど、それを補う最大のメリットである無料で使用可能はありがたいね。
メーカサポートは不十分でも、YuoTubeなどで使い方の情報は多いので十分実用使用ができるよ。
将来は、他のRPAに乗り換えしても良いと思うけど、最初の勉強用としてはハードルが一番低いので「Power Automate for Desktop」をお勧めするよ。

無料で試しやすいのは助かるよ。
使ってみたいので「Power Automate for Desktop」の基本的な始め方をおしえて。

了解!!
次回のあらすじ
Robo1号は「Power Automate for Desktop」の勉強を始めるようです。
次回以降は「Power Automate for Desktop」の概要説明からスタートとして、その後
インストール方法と基本的な使い方の説明を行います。