RPAを知ろう!!
前回までのあらすじ
博士は「RPA」を使用してRobo1号の代わりに作業を行ったようです。
Robo1号はRPAを知らないようなので説明することにしました。

RPAとは、「Robotic Process Automation(ロボティックス プロセス オートメーション)」の略だよ。わかりやすく言うと、ソフトウェアロボットによるパソコン作業の自動化のことを示すよ。
近年多くの会社で採用されており、大幅にパソコン業務を効率化した会社もあるようだよ。

ロボットが自動でパソコンを操作するんだ!!すごい!!
でもパソコン作業の自動化って具体的にどんなことができるの?
「Robo1号きみも日ごろパソコン操作しているよね・・・これもRPAなのか?」
と博士は思ったが( ^^) 気を取り直し・・・

通常、人がパソコンをつかって操作する場合は、キーボードを打ったり、マウス操作したり、画面を見て判断してパソコン操作をするよね?RPAは、自動でキーボードを打ったり、マウス操作したり、画面を見て、パソコンに指示をだして、まるで人が操作しているように、パソコンを動かせるんだ。

そうなんだ!キーボードを打ったり、マウス操作が自動でできるのなら、ほとんどの作業をパソコンが自動でできるんじゃない??
RPAについて、もっと教えてよ!

そうだね。人が行うパソコン操作のほとんどはRPAでできるかもしれないね。
でも、RPAには得意な仕事と、不得意な仕事があるんだ。得意な仕事は人間の何倍・何十倍の速度で仕事ができるよ。

そうなんだ?得意な仕事と不得意な仕事はどのようなものがあるのか教えてよ。
RPAの得意な仕事と不得意な仕事

得意な仕事と不得意な仕事は以下のような感じだよ!!
RPAが得意な仕事・活躍できる分野
- 単純作業の繰り返し
- 大量のデータ処理
- 定期的な作業(毎日・毎週など)
- 正確な操作
RPAが苦手な仕事・活躍できない分野
- 短時間で終わる作業
- 使用回数が少ない作業(数回など)
- ルールが不明確
- 都度判断する必要
- 創作的作業

そうなんだ!RPAに向かない作業もあるんだね。パソコンが自動で仕事してくれるから何でも操作してくれるのかと思ったよ。少し残念かな。(´・ω・`)
なぜ苦手な作業があるのかな?

RPAを使用して自動でパソコンを操作するには、Pythonのような難しいプログラムを作成する必要はないけど、ローコードのプログラムを作る必要があるんだ。なので短時間で終わる作業や、1回だけ使うような作業をするときにRPAを使うと、逆に手間がかかってしまうんだよ。
でも1回だけ使う場合でも、人が長時間作業が必要なパソコン作業の場合、RPAでメリットがでることもあるよ!!
また、ローコードではあるけど、プログラムを作成して動作させないといけないので、ルールがなかったり、不明瞭な仕事の場合、プログラムが困難でRPAが操作ができない場合があるよ。
だから、このようなルールがない(または不明瞭)作業や、創作力が必要な作業はRPAに向かないんだ。

そうなんだ。しかし毎日繰り返す作業や大量のデータ処理では、まだまだ多くの使い道がありそうなので、とても便利に感じたよ(^^)
RPAにすごく興味がでてきたので、もっと詳しく教えてよ。
次回のあらすじ
RPAは各社から様々なソフトが提供されています。次回はRPAの種類と各ソフトの特色について説明します。