前回までのあらすじ
博士は、Power Automate for Desktopの概要説明とインストールおよび起動の説明をおこない、Power Automate for Desktopが使用できる状態となった。
Power Automate for Desktopのフロー作成

今日は、Power Automate for Desktop(以降PADと記載します)で簡単な操作自動化をRobo1号に経験してもらうね!!
Robo1号、前回の説明通り、PADは起動できたかな?

博士・起動できたよ!!次は何をすればよいの?

あわてない、あわてない。
まずは、簡単な自動化のフローを作りながら、PAD特有の名称や用語を覚えてもらおうと思っているよ。
フローというのは、通常の開発ソフトの場合「プログラム」にあたる意味として覚えておこう。ただ他の開発ソフトのように文字ばかりではなく、フローチャートのような形をしているよ。
今回、簡単な自動化作業として、Yahoo!Japanのサイトから天気情報を読み取り、Excelのセルに書き込んで、PCにデータ保存するまでを行ってみよう。
少し長くなりそうなので数回の投稿にわけて説明するね。今回は主にPADを使う上で必要な準備と用語について、PADの画面を見ながら説明するね。
フローの新規作成
PADにログインすると、以下の画面になっています。この左上に「+新しいフロー」が表示されていますので、この文字をクリックしてください。

「フローを作成する」ウインドがポップアップするのでフロー名の欄に今回のフローを識別する名前を入力して、右下の作成ボタンをクリックしてください。

フローの作成画面

これがフローの作成画面だよ。この画面の役割を説明するね。
- 赤枠:アクションの選択画面
- 緑枠:フロー画面
- 青枠:変数の状態を確認する画面

用語説明
アクション:一般的なプログラムの場合、命令に当たる内容です。この赤枠のリストから作成者が欲しい機能のアクションを選んで、フロー画面に配置します。
変数:フローを動作するうえで、一時的に情報を記憶しておくことのできる、データのいれもの。数字・文字列・リスト(配列)などの情報の種類とデータが設定できる。変数はフローの中でアクションを用いて動的に活用することが多い。
例:条件:変数名:「NewVar」に数字「1234567」を覚えこませる場合、以下のようなアクションを設定する。アクションの詳細な記述方法は後程、詳しく説明する。


これでフロー作成の前準備は終わりだ。次回はフローの作成を始めよう。
次回のあらすじ
今回、フローの作成準備ができたので、フロー作成時の作業の整理からスタートするよ。