Power Automate Desktop Update情報Ver2.52

PADの最新アップデート情報



最新情報(おもな変更点について)

<span class="red"><span class="blue">Robo2号</span></span>
Robo2号

2025年 Power Automate Desktop Ver2.52のアップデート情報です。
今回のアップデート内容は、魅力的な機能が多いため、ぜひ楽しみにしてください。
今回は、Robo2号が気になった新機能について紹介します。

「デスクトップ フローの実行」の機能追加

「デスクトップ フローの実行」アクションに「フローが完了するまで待機する」のスイッチが追加されました。これまでは、同時に1つのフローしか実行できませんでしたが、子フローを呼び出すことで、デスクトップ フローを2つ同時に実行できるようになりました。
アクションの具体的な使い方は、以下の通りです。今回の追加されたのは「フローが完了するまで待機する」の項目だけですが、「Desktopフローを実行」アクション全般の使い方の説明とさせていただきます。

親フローから呼び出す子フローの選択:
赤枠のプルダウンメニューから、親フローから呼び出す子フローを選択します。

子フロー動作方法の選択:
緑枠の「フローが完了するまで待機をON」にすると、親フローは子フローが完了するまで待機状態になります。
この設定はデフォルトでONになっているため、従来の「デスクトップ フローを実行」機能は、これまで通り使用できます。
OFFにすると、2つのフローが並列で同時に実行されます。

親フローから子フローへの変数の受け渡し方法:
子フローに入力変数を設定しておくと、ピンク枠に変数の受け渡しコマンドが表示されます。
入力変数のNewInputに変数を代入しておくと、子フロー起動時にその変数が子フロー側の入力変数に代入されます。
なお、変数の受け渡しがない場合(変数設定がない場合)は、ピンク枠内のコマンドは表示されません。

子フローから親フローへの変数の受け渡し方法:
オレンジ枠に記載された変数は、子フロー完了時に子フローで設定した出力変数が戻り値となり、その変数に代入されます。

以下のように親フローから子フローを順番に呼び出して使用する方法も可能なので、従来のサブフローのように利用できます。この方法では、個々のフローのサイズを小さくできるというメリットがあります。
ただし、子フローから孫フローを呼び出すことはできず、エラーが発生します(この点は今後の改善が期待されます)。

Accessのアクショングループ追加

Outlook、Excel、Wordに続き、Accessのアクショングループが追加されました。
このアクションは、Microsoft Access 2013以降で使用できるようです。

現在、PADに表示されるアクション名は英語表記ですが、対応する日本語表記を以下のリストに示します。なお今後のアップデート時には、日本語されると思われます。

  • Close Access:Access を閉じる
  • Launch Access:Access を起動する
  • Read Access table:Access テーブルを読み取る
  • Run Access query:Access クエリを実行する
  • Run Access macro:Access マクロを実行する

Office 関連のアクションが強化されるのはありがたいですね。今後、さらに関連アクションの追加が期待されます。
アクションの具体的な使い方については、別途研究が進み次第公開予定です

その他の主なアップデート

現在の日本語版では使用できませんが、英語版で PAD を使用する際に、Copilot にフロー作成を指示することができるようになりました。この機能はまだプレビュー版として搭載されており、他のサイトのレビューを見る限り、フローの完成度はまだ高くありませんが、将来的には PAD フローの作成が効率化されることが期待されます。日本語版への対応が楽しみですね。

Robo2号の所見

<span class="red"><span class="blue">Robo2号</span></span>
Robo2号

私の初めての仕事でしたが、いかがでしたでしょうか?
今回、Power Automate Desktop Ver2.52のアップデート情報をお届けしました。Office ソフトとの連携強化や、Copilot によるフローの自動作成(英語版でのプレビュー機能としての採用)など、今後の PAD の利用がますます楽しみになるアップデート情報でしたね。
Robo1号先輩とともに、今後も最新の PAD 情報をお届けしていきます。
また、新アクションの具体的な使い方についても、研究が進めば順次公開していく予定です。
今後のアップデートにご期待ください。

<span class="red">Robo1号</span>
Robo1号

初めてで、この優秀さ、すごい後輩ができちゃった。今後は博士だけでなく、Robo2号もいるから頼もしいね。


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