PAD:四則演算のお話

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Robo1号が計算ができずにこまっている?

<span class="red">Robo1号</span>
Robo1号

うーん。こまった!!どうしたらいいんだろう?

<span class="red"><span class="bold-red">博士</span></span>
博士

Robo1号なにをこまっているんだい?

<span class="red">Robo1号</span>
Robo1号

フローの作成している中で計算がしたくなったんだ。アクションを探してみたけど「変数を大きくする」と「変数を小さくする」しか見つからないんだ。掛け算や割り算などほかの計算はどうやって行うの?

<span class="red"><span class="bold-red">博士</span></span>
博士

よしわかった。Robo1号よ足し算・引き算以外の方法をおしえてあげよう。

四則演算の方法

<span class="red"><span class="bold-red">博士</span></span>
博士

数値の演算はたしかに「変数を大きくする」と「変数を小さくする」しかみあたらないよね。四則演算するには、「変数の設定」を使うんだ。
では「変数の設定」で四則演算する方法を次から説明するね。

アクションの設定

<span class="red"><span class="bold-red">博士</span></span>
博士

まず「変数の設定」のアクションを開いてみよう。
イラストの赤枠の中に数式を書いていくんだ。

<span class="red">Robo1号</span>
Robo1号

「変数の設定」は使ったことあるけど、変数の代入だけに使うものだと思っていたよ。

<span class="red"><span class="bold-red">博士</span></span>
博士

計算はただ、この欄の中に計算式を記載すればよいわけではないんだよ。
では、記載方法を説明するね。

計算式の書き方

基本ルール

<span class="red"><span class="bold-red">博士</span></span>
博士

計算式を書く場合は、計算式の前後を半角「%」で囲むんだ。
たとえば1+1を計算する場合の記載は、右のイラストのようになるよ。
アクションを実行すると計算結果の2が入っているね。これで計算ができているよ。

<span class="red">Robo1号</span>
Robo1号

本当だ、計算ができている(^_-)-☆

掛け算・割り算

<span class="red"><span class="bold-red">博士</span></span>
博士

もう少し説明をすすめるよ。次は掛け算・割り算をしてみよう。
書き方は、以下イラストの通りだよ。
・2×5(左イラスト)
・10÷5(右イラスト) 

注意点は、×は*(アスタリスク)
     ÷は/(スラッシュ)
で記載することだよ。エクセルの演算と同じと覚えておけば大丈夫だ!

結果

結果

<span class="red">Robo1号</span>
Robo1号

なるほど~これで、足し算・引き算・掛け算・割り算ができるね。その他の演算ルールはどうなっているの?

()【優先計算】

<span class="red"><span class="bold-red">博士</span></span>
博士

あと数式で()がつかえるよ。
()は、皆様のご存じの通り、計算の優先を決める記号だよ。
2×5+2とすると、掛け算優先になるので「12」が計算結果になるけど
2×(5+2)だとカッコ内を先に先に計算するので「14」となるよ。

<span class="red">Robo1号</span>
Robo1号

()が使えるんだね。これは通常の算数ルールだからわかるよ。(^_-)-☆

変数の使用

<span class="red"><span class="bold-red">博士</span></span>
博士

実用的な使い方をするときは、変数を計算したくなるよね。この場合の書き方を説明するね。
例えば
・NewVarに100が代入されている
・N
ewVar2に5が代入されている
NewVarNewVar2で割る

これを計算式として書く方法は、下のイラストの通りになるよ。

<span class="red">Robo1号</span>
Robo1号

通常に変数を使用する時と%配置が違うね。

<span class="red"><span class="bold-red">博士</span></span>
博士

良く気付いたね。そうなんだ、変数の前後を%で囲っているのをよく見ると思うけど、これは変数だから、%で囲っているのではなくて、式として変数を表しているので、%変数名%の記述となっているんだ、%と%の間には式が書けるので、このような表記になるんだよ。
単純には、%%の間には、「変数名はそれぞれ%を記載しなくてもよい」と覚えておくのがシンプルだろう。

<span class="red"><span class="bold-red">博士</span></span>
博士

Robo1号、これで四則演算ができそうかい?

注意事項

<span class="red"><span class="bold-red">博士</span></span>
博士

PADの計算式には指数・べき乗などが計算できないんだ。これは通常演算を工夫して書くしかないね。


最後に

<span class="red">Robo1号</span>
Robo1号

これでほとんどの四則演算は可能になったよ。博士ありがとう。


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