PADアクション:Excelの起動

PAD アクション説明

アクションの概要説明

<span class="red"><span class="blue">Robo2号</span></span>
Robo2号

今回は、「PADアクション:Excelの起動」を説明していきます。

デスクトップ版Excelで既存のワークシートを開いたり、新しいワークシートを開いたりする「Excelの起動」を紹介します。

PADはExcelとの親和性が良いので、多くの活用がかのうです。特にExcelを扱う上で必須ともいえるExcelの起動を学んでいきましょう。

アクションの位置

アクションの展開はアクション名をダブルクリックするか、フロー画面へのドラッグで可能です。

アクション設定画面(メイン設定)

アクションは「空のドキュメントを使用」と「次のドキュメントを開く」でアクション設定画面が異なりますのでそれぞれ違いを説明します。

  • 「空のドキュメントを使用」:Excelを起動して、空白のブックを開いた状態とする。
  • 「次のドキュメントを開く」:Excelを起動して、任意ののブックを開いた状態とする。

「空のドキュメントを使用」表示例

「次のドキュメントを開く」表示例

空のブックでExcelを起動する場合

Excelの起動のプルダウンを「空のドキュメントを使用」を選択します。
その他の、設定項目は、「インスタンスを表示する」と「新しいExcelプロセスの配下に入れ子にする」の設定が可能です。
また、「新しいExcelプロセスの配下に入れ子にする」を選択した場合、「アドインとマクロの読み込み」が選択可能となります。

任意のファイルを開いてExcelを起動する場合

Excelの起動のプルダウンを「次のドキュメントを開く」を選択します。

ドキュメントパスには、変数またはファイルの選択で開く対象のExcelブックを選択しましょう。
その他の、設定項目は、「インスタンスを表示する」・「読み取り専用として開く」・「新しいExcelプロセスの配下に入れ子にする」・「読み取り保護パスワード」・「書き込み保護パスワード」の設定が可能です。また、「新しいExcelプロセスの配下に入れ子にする」を選択した場合、「アドインとマクロの読み込み」が選択可能となります。

読み取り専用として開く

「次のドキュメントを開く」を選択し、「読み取り専用として開く」を「ON」した場合、読み取り専用としてExcelブックを開くことができます。
「OFF(初期値)」して起動したときは通常の通り、書き込み可能Excelブックとして開くことができます。
複数人で使用するExcelブックを参照目的で開く場合、他の作業者による書き換えなどに影響を与えずExcelブックを開くことが可能です。当然ですが、変更したExcelブックを上書き保存することはできません。

「読み取り保護パスワード」・「書き込み保護パスワード」の設定

「次のドキュメントを開く」を選択し、Excelブックを開く際に、読み取り保護・書き込み保護が設定されている場合、パスワードの入力が必要です。アクションのこの設定項目にパスワードを入力しておくことで、保護されているExcelブックを開くことが可能です。保護のないExcelブックの場合は、本項目は対象外となります。
パスワードは直接(ダイレクト)入力・変数指定どちらでも可能です。

インスタンスを表示する

インスタンスを表示するを「ON」で実行すると、通常のExcelと同様にExcelがデスクトップ上に表示されます。「OFF」で実行すると、デスクトップ上に表示されませんが、バックグラウンドプロセスではExcelが起動して操作可能な状態となります。(タスクマネージャで確認すると、アプリではExcelの表示はありませんが、バックグラウンドプロセスで動作していることが確認できます)。バックグラウンドで起動した場合は、表示プロセスがないためCPU負荷の低減の効果が想定されますが、表示できないと(インスタンスをON)操作できないこともあり、稼働確認時は「ON」で進めましょう。安定稼働ができ、バックグラウンドで動作することが確認できれば「OFF」にするのが良いかもしれません。

新しいExcelプロセスの配下に入れ子にする

「新しいExcelプロセスの配下に入れ子にする」を「OFF」にして実行すると、、Excelが起動中でも、P新しいExcelプロセスが並列で起動します。
「ON」して実行すると、既存Excelプロセスの中で、さらにExcelプロセス(Excelブック)が起動します。「ON」の場合は、既存Excelプロセスのマクロやアドインを読み込むかを選択可能となります。
Robo2号のPCでは、同内容が実証ができなかったので、効果や使用方法が明確になればアップデートするようにします。

使用上の注意事項

「次のファイルを開く」でファイルを指定した場合、該当ファイルがないと下記のようなエラーでフローが停止するので、事前にアクションでファイルが存在することを確認するか、エラー処理で異常停止しないようにすることが望ましいでしょう。

Robo1号の感想

<span class="red">Robo1号</span>
Robo1号

ファイルを開くだけだけど、いろいろな設定があるね。このアクションはきっとよく使うので覚えておくぞ!!


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